散り逝く桜・・残る桜の下で・・
種が落ち、発芽して苗木になて若木、蕾をつくり開花させ散って・・
また開花・・人の生きざまとそっくりな桜木が今年も人々を引き寄せ
ています。
満開の桜を愛でて、短い桜色の輝き後、花吹雪…。
87年数ヶ月の命が、桜の花びらと一緒に散りながら、あの世とやらへ
旅立ちました。頑固者の親父でしたが、安らかに息を引き取る場に居
合わせていられた私、死と言うより、安産で次の世へ産まれ出て行っ
たような最後でした。 ふと、若くしてこの世を去った、知人や同級生を
感じ、今更ながら人の道のりの不条理さが心に注がれました。
大正、昭和、平成と時代を魂に染み込ませ逝きました。 思い返せば、
親不孝の記憶ばかりで父親を大喜びさせた子でなかったけど、看取れ
た事で少しは親不孝が許されたように、言い聞かせました。
本日無事に、葬儀も終えることが出来ました。
今日は、市内でも春最初の祭り、「川上まつり」・・残る桜の下で、春の
賑やかさの一日がはじまります。