昭和28年の台風13号は9月25日の今日だった。

2008年09月25日

高島市内の(当時の高島郡安曇川町青柳村)では、10戸が濁流
に名がされ、13名の死者を出す大水害がありました。

タイトルの通り・・昭和28年の今日に・・もう55年前になりますが。

当時の、今津町の一消防団員の手記より・・・。
昭和28年の台風13号は9月25日の今日だった。
安曇川の決壊は大きな災害でしたが、石田川、天川にも土のうが積ま
れたり頻拍していたようです。


昭和28年9月24日午後より、台風の予兆を感じながらのラジオ
放送を聞いていた。

当日の昼過ぎ・・たたきつけるが如き豪雨と共に、熱い涙の一滴の
落るを如何ともする事も出来なかった。
早速此の状態を一般町民に報らせ、加勢を乞うべく非常サイレンを
鳴らして頂くべく役場へ依頼した。すかさずサイレンが鳴りました
が、雨の為か、かすかにより聞こえぬサイレンの音はもどかしかっ
た。

天川は近江今津駅ちかくに流れる川のことと理解しています。

天川の水量は限界に達しているので、役場へ堤防を切る事を通告し、
その後、現場へ向かう途中で、堤防を切る場所とは違って、天は
逆の堤を濁流と共に、丹精込めた稲田をへし倒し、駅周辺は大沼の
如くとなった。

時間の経過と共に、自然の力で逆の堤からも水は流れ出し、両岸か
ら流れ出たため、尽す術なき状態になった。
今津の町に濁流の浸入は時の問題になった。

これより大きな河川の石田川も、木流し工事や、土のう・・などの
作業も必死だったそうですし、水勢は堤の一角をえぐり始めたりの
状況だったのですが、時間経過とともに水量も下がり雨も小やみに
なってきたところへ、保安隊の加勢を得て、一応の危険は去った。


と、大まかに書かれています。

以下は
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から

9月16日にカロリン諸島東部に弱い熱帯低気圧(当時の用語)が発生、
18日9時に台風第13号となった。その後は西寄りに進みながら、一時
衰弱して弱い熱帯低気圧になるなど、目立った発達はしなかったが、
次第に北寄りに進路を変え、9月22日に沖ノ鳥島付近で急激に発達し
て猛烈な台風となった。すなわち、当時のアメリカ軍の飛行機観測
の資料によると、22日8時過ぎの中心気圧は993ミリバール(当時の
単位。ヘクトパスカルに同じ)であったが、同日13時過ぎには897ミ
リバールと、実に5時間ほどで96ミリバールも下降したという。気象
庁の発表では、22日9時には中心気圧993ミリバール、同日15時には
900ミリバール、中心付近の最大風速は75メートルとされている。

台風第13号は、余り衰えないまま北上し、9月25日15時には潮岬東方
30キロメートルを通過、この時の中心気圧はなお930ミリバールを示
した。台風は17時頃に志摩半島に上陸、伊勢湾南部を通って愛知県に
再上陸し、分裂して衰弱しながら本州中部を縦断し、26日朝には三陸
沖に抜け、アリューシャン北部で温帯低気圧になった後、9月29日に
カムチャツカ半島のすぐ南東で消滅した。

この台風により、三重県や愛知県の沿岸では高潮が発生、また暴風
や大雨による災害も大きかった。主な被害は、死者行方不明478人、
全壊家屋5,989戸、流失家屋2,615戸などである。


余談ですが・・これより数ヶ月後、私がこの世に発生しています。



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Posted by 高島です at 20:43│Comments(2)高島市
この記事へのコメント
>和創楽★ホシノミチ さんへ

伊勢湾台風は、昭和30年代だと記憶します。
詳しくは・・検索で笑)

伊勢湾台風は・・なんか幼心の記憶にあるような・・。
Posted by 高島です at 2008年09月26日 21:11
自分で調べればいいんですが・・・(^^;)
この台風が「伊勢湾台風」なんでしょうか?
Posted by 和創楽★ホシノミチ at 2008年09月26日 10:49
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