<日本文化いろは事典>から 江戸以降は男子の節句とされ、身を守る「鎧」や「兜」を飾り、 「こいのぼり(※)」を立てて男子の成長や立身出世を願って お祝いをします。また、初節句(男の子が生まれて初めての 節句)にはちまきを、2年目からは新しい芽がでるまで古い葉 を落とさない事から「家督が途絶えない」縁起物として「柏餅」 を食べます。 地方によっては、子供の行事としてだけでなく、田の神を迎え るための禊の名残として菖蒲湯に入る習慣も残っているよう です。 ※登竜という激流(登竜門)を鯉が登ったという中国の伝説を受 け、鯉には出世と健やかな成長を願う親の気持ちが託されてい ます。