百貨店「高島屋」が京都で創業して180周年を迎えたのを記念し、 屋号ゆかりの地・滋賀県高島市の名物を紹介する物産展が18日、 京都高島屋(下京区)で始まった。24日まで。 高島屋は江戸時代後期の1831年、現在の下京区烏丸松原上るで 古着木綿商として開業した。創業者の飯田新七は、烏丸松原にあった 米穀商「高島屋」の婿養子となり、自らが開いた店にもその屋号をその まま使った。婿入りした先の米穀商が「高島屋」と名乗っていたのは、 主人が高島(滋賀県高島市)の出身だったためという。 物産展では、全国で屈指の生産量を誇る同市の扇骨を素材とする扇 子や、肌触りのよい高島ちぢみ製の衣類、特産果実であるアドベリーを 練り込んだ和菓子などが並ぶ。