藤樹書院・鏡開き

2008年01月11日

高島市、午前中は昨日と同じような穏やかさで、午後からは多少曇りが強くなり、このあと雪?
雨?・・・かな。

今日は、1月11日で「鏡開き」・「蔵開き」行事が・・暦に書かれています。
高島市安曇川町の藤樹書院で、講書始め、鏡開きが厳かに行われたそうです。って、私は
通りがかったもので・・ちょっとその画像・・・。

藤樹書院・鏡開き
「講書始め(鏡開き)」(1月11日)
 藤樹先生の存命中からこの日に行われてきた行事。先生は「愛敬」の2字を揚げて門弟と供に
「孝経」を読みました。それをしのんで参詣者一同が拝誦します。(以上高島市HPより)
藤樹書院・鏡開き
以下、関連した簡単な紹介です・・・。

藤樹書院・鏡開き
藤樹書院跡
 JR安曇川駅の南東約1.2㎞にある。近江聖人といわれた日本陽明学の祖、中江藤樹
(1608~48)の居跡・講堂跡で、国の史跡に指定されている。
 
この建物は、藤樹の自宅が狭くなったために彼が没する半年前の正保5年(1648)に、
門弟や村人たちの協力によって完成したものである。明治時代に、現在のように再建され
ている。内部には、藤樹直筆の「致良知」の書を始め、遺品・遺物が数多く展示されている。
敷地内には名前の由来にもなった藤樹遺愛の藤の老木がある。
 
中江藤樹は、生涯を通して師につくことがなく、ひたすら独学で、一貫して人間の道を探
求し続けた。37歳で陽明学に出会い、至良知に徹すれば心事一元になることを悟り日本
陽明学の始祖といわれた。彼の学統には、熊沢蕃山、渕岡山等がいる。また、大塩平八郎、
吉田松陰など異才もいる。

藤樹書院・鏡開き
中江藤樹
未だ何も話さなくても、座に集まったものは自ら心ほのぼのと温められ、安らかな喜悦に
満たされた、と伝えられる中江与右衛門。屋敷のそばに藤の大樹があり、その下で学問を
教えたため、門弟たちから藤樹先生と仰がれました。

藤樹ははじめ朱子学に傾倒していましたが、道徳の形式にとらわれることなく、陽明学と出
会って心の本来のあり方を究めました。人の道は孝が根本。知行合一を尊び、「致良知」を
主張しました。良知すなわち良心を大切にし、門人には正直を説きました。
帰郷して間もない頃、生活のたすけに営んだ酒屋では、酒を買うものは勝手に量って自由
に金を置いていくようにしましたが、誰もごまかすものはいなかったといいます。また、村で
は盗人のために家に鍵をかけることもなく、金品を落としても必ず本人に戻ったと伝えられ
ています。

日本陽明学の祖。近江聖人とあがめられています。藤樹は在野にあり、村落教師を貫きました。
近郷のものを集めた私塾は藤樹書院として残ってすます。著書や遺品が残され、藤樹自身も近
くの玉林時に眠っています。



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